長年の定番機Flaming/Brown型プラー 製作の経験と先端形状計測技術の融合によって、サッター社は後継機として次世代の理想マイクロピペットプラーP-1000を誕生させました。
最新のカラー液晶タッチパネル採用することで、視覚的、直観的に向上したインターフェースを提供することで、操作性が飛躍的に向上しています。使いやすさの徹底的な追求、プログラム環境の画期的進化、クリエイティブなピペット製作環境、カラー液晶タッチスクリーン採用、セーフモードの採用で過剰電流からフィラメントを保護し寿命を大きく延ばします。サッター社のプラー作製の集大成「Pipette Cookbook」を内蔵することにより、電極の材質やアプリケーションに最適なピペット製作が可能となっています。
P-1000は膨大なプログラムライブラリの集大成である「Pipette Cookbook」を内蔵し、簡易にカラー液晶タッチスクリーンから呼び出すことを可能としています。
ガラスの素材を決め、フィラメントの種類を選び、電極の形状を指定するだけで、Cookbookから理想のプログラムを選び出し、プログラムとして登録することができます。これにより簡易に的確に、希望形状のピペットを作成することが可能となります。
コピー＆ペースト機能搭載により任意のプログラムをコピーし、新しく条件を少しづつ変えることによって条件の異なるピペットを作成することが可能となりました。またプログラムラインをコピーする機能を搭載したことによって、多段引きのプログラムを容易に作成可能となりました。ヒートセーフモードを搭載したことによって、過電流によるフィラメント焼失やヒート値が低すぎてピペット作製に失敗することを防ぐことが可能となりました。また、ノート機能を搭載しプログラム毎に、メモや必要な情報を記録することが可能となりました。
最新機能としてプラー自身に自己チェック機能が搭載されました。組み込まれた機能をチェックし故障がある場合は故障箇所の判定が可能となりました。また各プログラムサイクルでフィラメントに熱が何秒加えられたかも記録可能となりました。さらに豊富なヘルプメニューは故障が起こったとき、故障箇所を診断するのに役立つよう考えられています。また電極作製に大いに役立つように、豊富な図や模式図、電極作製に必用な技術用語を網羅し組み込んでいます。数値キーの代わりにロータリー（回転式）ダイアルを選ぶことが可能です。
