HeLaの画像:3T3 さまざまな播種比とTNF-α濃度に対応する共培養。 緑色の蛍光を持つHeLa細胞と非蛍光3T3線維芽細胞を1:0、10:1、2:1、1:2、1:10、0:1 の比率で播種しています。0~20ng/mlのTNF-αに48時間曝露しています。 ウェル毎に3つの画像を各時点で作成しています。 さまざまな播種比とTNF-α濃度に対応する、HeLa:3T3共培養の経時的な細胞比ごとの同期的挙動の定量化CytoSMART Omni FLを使用して、ウェル毎に3枚の画像を1時間毎に撮影し、48時間にわたって計測しています。 チャネルごとの同期状態(confluence)はCytoSMART Cloudで評価され、ウェル毎に3枚の画像で平均化されています。 すべてのグラフの縦軸の範囲は0~50%の同期状態を示し、横軸の範囲は0~48時間を示しています。
よくある質問
Q:CytoSMART Omni FLとは何ですか?
A:CytoSMART Omni FLは、細胞培養インキュベーター内で生細胞を直接画像化するように設計された蛍光(緑と赤色)および明視野顕微鏡です。このデバイスは、継続的に変化する細胞培養モニタリングやエンドポイントアッセイに使用できます。
Q:CytoSMART Omni FLはどのように機能しますか?
A:サンプルは、LEDで照明され、サンプルステージの下に配置された移動カメラで記録されます。明視野取得中、カメラはサンプルステージをスキャンし、連続イメージを取得します。 1回の完全な明視野スキャンで約7850のスナップショットが生成されます。これらは、86mm×124mm(3.4”×4.9”)の表面積を持つイメージを形成するためにステッチされます。蛍光イメージを取得する場合、ユーザーは、記録するウェル内の定められた場所のスナップショットの数を選択できます。次に、イメージはCytoSMARTクラウドにアップロードされ、イメージ分析アルゴリズムを使用して分析できます。
Q:タイムラプスの時間間隔を指定できますか?
A:1〜24時間の間隔レートを指定するか、シングルスキャンの実行を選択できます。
Q:CytoSMART Omni FLは細胞培養インキュベーター内で使用できますか?
A:はい。CytoSMART Omni FLは、細胞培養インキュベーター内で使用するように設計されています。 そのハードウェアと電子機器は、5〜40°Cおよび20〜95%の湿度の環境下で使用できる様に設計されています。
Q:どのタイプのイメージ分析アルゴリズムを使用できますか?
A:明視野/蛍光細胞コンフルエンス分析アルゴリズム、スクラッチアッセイ(集団細胞遊走)分析アルゴリズム、クローン原性アッセイアルゴリズム、および蛍光オブジェクトカウントは、現在、イメージ分析ソフトウェアパッケージの一部です。ユーザーは常に生データをダウンロードして独自の分析を実行するオプションがあります。
Q:CytoSMART Omni FLで推奨される蛍光色素は何ですか?
A:蛍光色素の励起および発光スペクトルがOmni FLの蛍光フィルターに対応している限り、さまざまな蛍光色素を使用できます(緑–励起:452/45 nm、発光:512/23 nm;赤–励起: 561/14 nm、発光:630/90 nm)。いくつかの例は、calcein-AM、および緑色チャネル用の緑色蛍光タンパク質(GFP)、および赤色チャネル用のヨウ化プロピジウム(Propidium Iodide PI)および赤色蛍光タンパク質(RFP)です。 蛍光色素をデバイスの光学フィルターの仕様に合わせることが不可欠です。 さらに、蛍光色素が生細胞に対して毒性がないことを確認することが重要です。
Q:CytoSMART Omni FLと互換性のある培養容器は何ですか?
A: ライトアークの高さ 55 mm未満の透明な培養容器をスキャンできます。いくつかの例には、6〜384ウェルプレート、ペトリディッシュ、T25〜T225、トリプルフラスコ、およびHYPER Flasksが含まれます。ただし、スキャン領域のサイズは86mm×124mmに制限されていることに注意する必要があります。
Q:ソフトウェアの要件は何ですか?
A:CytoSMART Omni FLは、インターネットを経由してクラウドベースのソフトウエアで実行されます。このクラウド環境では、イメージとビデオが保存され、各ユーザーのIDとパスワードでログインしてアクセスできます。無制限のデータストレージに加えて、CytoSMARTクラウドポータルで自動でイメージ分析を実行します。
Q:デバイスをクリーニングするにはどうすればよいですか?
A:デバイスは、糸くずの出ないワイプとEtOH(70%)またはIPAを使用して簡単に掃除出来ます。デバイスのクリーニングにアセトンを使用しないでください。デバイスはオートクレーブにかけることが出来ないことに注意してください。 EtOHまたはIPAで滅菌した後、デバイスはクリーンルームで使用出来ます。
CytoSMART Omni FL 仕様
明視野観察モード ● 明視野 ● 透明な培養容器 ● フルエリアスキャニング ● ウェルプレート全体 ● マニュアルフォーカス
明視野観察モード 明視野&蛍光観察モード ● 明視野そして緑と赤色蛍光 ● 6 ~ 384 ウェルプレート ● スナップショット(ワンスナップ/複数個所) ● 全ウェルまたは個々のウェルを選択可能 ● オートフォーカス
明視野&蛍光観察の各ウェルプレートのスナップショット数