in vivo イメージング システム (Lumazone)
Lumazoneは、生きたままの植物や小動物の体内から発現される蛍光タンパク質や生物ケミルミネッセンスの情報を、1台の装置でリアルタイムにLive Cellからin vitro, そしてin vivoの観察を一貫して行うことが出来るイメージング システムです。この統合されたシステムは、革新的研究を要求される実験に最適な高感度CCDカメラ、遮光性に優れた暗箱とユニークな光学系と照明装置、そしてデータ解析に優れたソフトウエアを採用しています。
Lumazone2017カタログ
特徴
- 明視野、蛍光タンパク質、ルシフエラーゼの発現を高感度検出
- 多彩な光学系でLive Cell ~ in vivo マクロ観察
- 個体の小動物の経過をリアルタイム観察
- 紫外~近赤外の広領域で低ノイズ高感度CCDカメラを装備
- EM CCD 技術でリアルタイム高感度検出
- 皮膚や体毛からの自家蛍光を除去
- イメージング ファイバーで深部の蛍光観察が可能
- パノラマ同時観察
- 国内生産の暗箱は使用目的に合わせてカスタマイズ可能
- 多彩な光学設計で自動化
- 多機能なイメージング ソフトウエアで制御及びデータ解析
生きたままの植物や小動物をリアルタイムでモニタリング
in vivoの観察は、極力、生体環境を変えることなく、個体の標本にストレスをかけない状況で、経過をモニタする事が可能です。植物や小動物体内の経過を手軽にしかもリアルタイムに観察出来ますので、再生医学や遺伝学、分子生物学の研究分野に応用可能です。
可視~近赤外波長領域の蛍光観察
class=”text-box”>蛍光試薬や蛍光タンパク質(GFPやRFP等)の利用は、細胞組織やタンパク質によって蛍光染色が可能となり、マルチカラーで細胞内の局在の変化をリアルタイムで観察する実験に最適です。生きたままの小動物の蛍光観察の場合、皮膚や毛による自家蛍光からのバックグランドや、青~緑色波長領域で生体組織の透過率や光の散乱のため空間分解能が劣化してしまうため深部からの観察にはあまり向いていません。Lumazone は、これらの問題を解決するため、効率良く深部まで励起光が到達するように、高輝度LED光源と均一に照射可能な光学系、そして各種蛍光プローブに対応したフィルタを採用しています。
近赤外領域で自家蛍光の影響を受けないで深部からの蛍光観察
近赤外波長領域での近赤外蛍光イメージングは、自家蛍光と光の散乱の影響が少なく、生体透過性が高いため、生体深部の観察が可能となります。その為、疾病研究や薬剤開発におけるin vivoイメージングの中心的な技術となりつつあります。
フィルタ分光で自家蛍光を除去
パノラマ イメージング
システム構成
Lumazone2017カタログ